農山漁村の活性化とそれを担う人材育成を目的とした「田舎で働き隊!」。農林水産省の農村活性化人材育成派遣支援モデル事業が、平成22年度も実施されました。22年度は、研修生37名と、受け入れ団体21団体を九州のツーリズム・人財マッチングセンター(イデアパートナーズ株式会社)が仲介し、体験型研修が九州各地で行われました。3月8日(火)、都久志会館(福岡市)に研修生と受け入れ先の代表が集まり、それぞれの活動の報告と感想、今後の展望や期待について語り合いました。その中から一部を紹介します。
当日は16団体の代表16名、研修生13名の他、九州農政局農村計画部の釜石隆秀氏、古賀広喜氏にも参加いただいた。参加者の熱意を反映するように定刻前には全員がそろい、成果発表会は予定より10分ほど早く、事業事務局であるイデアパートナーズ(株)の井手修身氏の司会進行で始まった。
都市から農村へ人財を繋ぐ仕組み

九州の農山村には、農林漁業をはじめ自然、温泉、文化、風景など魅力的な地域資源がたくさんあり、これらを活用した都市住民と農村の交流「ツーリズム」が定着してきています。地産地消の農家レストラン、自然体験プログラム、農家での民泊、地元特産品の直売所などがそうで、これらはツーリズムによる1次(農漁業)×2次(加工業)×3次(サービス業)=第6次産業化の経済活動といえます。
各地域には、ツーリズムによる第6次産業化で「自立化した組織」をめざしているNPO法人や観光協会、農業法人などの民間団体があります。これらの団体には、観光ツーリズムの企画に携わるインストラクター、農家レストランの企画スタッフ、地域イベントの企画、特産品の販売促進スタッフなど、地域の課題解決を行う人財ニーズがあります。そこで、平成21年度より農水省「田舎で働き隊!」事業で【九州のツーリズム・人財マッチングセンター】というコーディネート機関を立ち上げ、地域の人財ニーズを掘り起こし、研修生を受け入れるプログラムをつくり、都市住民に広くPRして都市から農山漁村へ人財を繋ぎました。平成22年度は21の受け入れ団体に37名の研修生を派遣した結果、研修生が地域の課題を解決する手助けを行い、自身が農山漁村に住んで働くことで、その魅力を体験しました。37名の研修生の大半が何らかの形で次年度以降も農山漁村に定着する予定で、今後、地域のキーマンとして活躍されるでしょう。
【九州のツーリズム・人財マッチングセンター】はこれからも都市から農村へ人財を繋ぎ、農山漁村でUIターンした研修生が定着して、ツーリズムにより生業と雇用が創出されていくことを目指していきます。
『九州のツーリズム・人財マッチングセンター』事務局長
井手 修身(イデアパートナーズ(株) 代表取締役)
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1986年(株)リクルート入社。(株)リクルートの新規事業で地域活性事業部設立。九州観光振興プロデーュサーとして観光マーケティング・人材育成を行う。「人材×マーケティング」で「現場力・地域力」を高め、観光・集客事業の再生を行う専門集団会社「イデア(IDEA)パートナーズ株式会社」を起業し、現在に至る。
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